体臭は香水でごまかさないこと
日常的に使用するようなラフなアイテムに比べると、空間を作らないデザインで、通気性の悪くなりがちなスーツは「臭い」をためてしまう特徴を持ちます。
体から発生する体臭とともに、それが染み込んだスーツが臭って、気付けば「スメルハラスメント」の加害者になってしまうことは誰にでもあり得ます。
ただ、良い香りでそれを誤魔化してしまおうと安易に香水を使ってしまうと、強く香る香水と体臭が混ざって、臭いが落ち着くことなく、それまで以上に強烈に不快なものをまき散らすことになります。
強い香りを被せたところで、最初の臭いが消える訳ではありませんから、香水は体臭対策のためにはなりません。
臭いの元となる菌を殺菌し、汗を抑えて臭いの発生を防ぐ「制汗剤」を使って、体臭の鎮静化を狙うのが、この場合正しいやり方です。
体のにおいが気になる方は香水ではなく、力の強い制汗剤を選びましょう。
制汗剤にも香るものはたくさんありますが、臭いを上手く打ち消せないと香水と同じことになりますので、初めは「無香料タイプ」で、様子をみるようにしておくのが無難です。