身だしなみとおしゃれは違う!
身だしなみを整える一環におしゃれは存在しますが、身だしなみについて気をつけなければならない時、その定義に必ずしもおしゃれが含まれるわけではありません。
おしゃれにしなくても、対人関係の中でいい印象を持ってもらえるスタイルに整えることは可能です。
ビジネスの場では“自己主張が強いと穿ってとられるリスクを秘めたファッショナブルな佇まいを目指す”より、その手前の“清潔感がありながらも無難な格好”で留めておいた方がよい場面が多いです。
例えばスーツを着る時、適切なサイズを選び身綺麗な状態になるように気を遣い、スマートに着こなすのが身だしなみの合格ラインで、色や柄を組み合わせて華やかな印象を作ろうとするのはラインを逸脱した行為になります。
既に条件を満たしているものに、さらに自分の好みで手を加えようとするからこそ、自己主張が強いと認識されるのです。
仕事をしている時も、おしゃれな自分でいたいと考えるのは悪いことではありません。
しかしビジネスの場に洒落気はいらないという意見もいまだ根深く、反発は必須です。
批判を受け取る覚悟のない内は、身だしなみへの気遣いで留めておくのがよいでしょう。