型崩れ予防に、ポケットには物を入れない
胸部分に腰部分、ジャケットの内側にお尻と、スーツをよくよく観察してみると、意外にも多くのポケットが仕込まれていることがわかります。
しかしそのどれもがポケットとして、所持品を仕舞うために存在しているのかといえばそのような意義はなく、基本見た目にアクセントをつけるための飾りとしてそこにあるだけなので注意しましょう。
スーツにおいて一番に優先されることは、それを着た時格好よく決まるかどうかであり、利便性などは二の次なのです。
格好よく見えなくてもいいから便利に使いたいと、リスクを受け入れ判断するなら使用は個人の自由ですが、ぽっこりと膨らみ見苦しい以前に用途を無視して物を詰めると、型崩れの原因になり劣化も早くなるので推奨はできません。
腰とお尻にあるものは特にそれが顕著ですので、使うなら影響が出にくい内側の空間に止め、薄手の財布や手帳を仕舞う程度にセーブしつつ活用しましょう。
浅い胸ポケットは用途通りチーフで飾るか、スマートに洒落た筆記具を差すぐらいがベターです。