お宮参りでの両親の服装
お宮参りでの両親の服装は、かつては着物が定番でした。
しかし現在では母親はまだしも、父親が紋付き袴を着ている姿はほとんど見かけません。
昨今の定番はすっかりブラックのフォーマルスーツに様変わりした形です。
中にはダークカラーのビジネススーツを選択する姿も見られるほどで、ネクタイもそれに合わせて、礼服の定義に沿ったホワイトやシルバーばかりではなく明るい色のストライプやドットという柄が入ったものも使用されます。
お宮参りという祝い事に対して、黒でなければ良いという考えです。
ただし、シャツは柄なしの白で履き物は黒の革靴を合わせるべしというように、カジュアルな要素を避ける傾向がなくなったわけではありません。
父親に倣う形で母親もスーツを着用する人も多くなりましたが、こちらは赤ちゃんへの対応がしやすいようにという意味合いも含まれます。
白やベージュや紺などの落ち着いた色であれば定義上問題はないものの、動きやすい素材でお腹周りを締め付けないサイズ感の、暑さ寒さに耐えられる服装が理想となります。