スーツと靴下の関係
スーツと靴下は、密接なものです。おしゃれは足元からと言います。
せっかくスーツが素晴らしく格好良く着こなせていても、靴下に問題があれば、意味がないのです。
ビジネススーツに相応しい靴下は、黒・紺・グレーの3色と言われています。
そしてタブーなのが白です。
実際にスーツに白い靴下を合わせている人には、なかなか出会えないと思います。
美的な観点からも白はタブーなのですが、意外な起源はヨーロッパにあります。
その昔、ヨーロッパの戦闘行為に参加しない層は、スーツを着用していました。スーツにブーツという出で立ちでした。
その際にスーツとブーツは同系色で、黒や紺それにグレーが主流であったそうです。
それゆえ、時代が変わってもその名残で、スーツには暗めの靴下を合わせるという、しきたりが完成したようです。
スーツを着なれたヨーロッパの人々がそうであるならばと、日本においても潜在的に、その風習を踏襲しているのかもしれません。
どんなに仕事ができる男性でも、ふと足元から白やパステルカラーの靴下が顔を覗かせると、一気にカジュアルになります。
仕事モードのときには、黒・紺・グレーを常としましょう。