封筒の裏に×はNG
封筒の裏に「〆」と印が付いているのを見たことはありませんか?
これは封字というもので、封をしたという証です。他の人によって開封されていないということを示したものです。
「〆」を見て単純に「×」を記してしまう人がいますが、これは間違いです。
締め=〆になります。決してバツ=×ではありませんので注意してください。
〆の他にも様々な封字があります。
例えば、「封」は封じるという意味です。
慶事には「寿」「賀」を使います。
面白いところでは女性のみが使用できる封字というものもあります。「蕾」です。
文字のとおりつぼみから来ています。封をすることを蕾に例えているところが風雅です。
封字の文化は、欧米になるとシーリングワックスという蝋を溶かしその上にスタンプを押すというものが主流です。
シーリングスタンプになれた欧米人は、封字に慣れていないばかりか「×」という文字に嫌悪感を示しますので、くれぐれも間違えないこと。
さらには「〆」も欧米人には「×」と同じに見えるので、「封」を使用することをお勧めします。