グレースーツは明るさで印象が違う
「ブラック」「ネイビー」「グレー」と、大きく三色に分けられるスーツの定番カラーですが、更に「ダークネイビー」や「チャコールグレー」といったように、細かく分別できます。
中でも「グレー」という色は、白と黒という対照的な色を混ぜたものであり、明るさで表情が全く変わります。
同じグレーの括りの中にあっても、明度や濃度でスーツの印象を左右し、場に相応しいものと相応しくないものを作り出す複雑な色です。
グレーは黒の比率が少なく明るくなるほどカジュアルに近く、印象を軽くする傾向にあるため、就活や新卒スタイルとして使用するなら、グレーでも白味が強いものは避けた方がよいでしょう。
誠実さが尊ばれる状況において、軟派にみられる要素は排除するのが賢明です。
その一方で、同じグレーでもほぼ黒に近いダークグレーは、一転してしっかりした信頼感を表す色として、商談や面談向けとされています。
グレーの微妙な違いを意識して活用し、ビジネスでもプライベートでも効果的に自分を見せることができるのがスーツ上級者であり、社会人が目指すべき理想の形といえるでしょう。
