時代は繰り返す?ボタンの数について
2つボタンのスーツは、一過性の流行りというよりはもはや定番の形という勢いで、現在の日本に浸透しています。
老いも若きも親しむ、文句なしにスタンダードとなったその印象と比較して、差をつけられながらも次点に並ぶ3つボタンのスタイルは、流行おくれの親父臭いスーツと揶揄されることもあります。
しかし面白いことにかつてには、3つのスタイルの方が主流で2つの方を若者向けではないと考えられていた時代も存在しています。
その時の流行が、今とは逆の状態にあったためです。
現在はほぼ勝負は決まった印象ですが、それでも十年二十年先の未来に、また同じような逆転現象が起こる可能性はないとは言い切れません。
シンプルですっきりとしたスタイルと、数が多い分詰まって見え体のシルエットをかっちりと見せるそれを比べて、どちらが良いと断定できる基準はありません。
年代によって人によって捉え方も変わりますから、あまりイメージを重視せず、自分好みのタイプを購入するのが賢い行動です。