ジャケットの型崩れをふせぐために・・
スーツスタイルでの「ジャケットの型崩れ」は大問題です。
プレスの効いた直線的なラインで、体の輪郭を美しく縁取ってこそのスーツですから、その型が変形した状態では、もはやジャケットとは言えません。
アイテムとしての存在意義を失わないために、極力形を崩さずに用いることが肝心です。
服の型崩れは、想定されている可動領域を逸脱することで起こることがほとんどです。
走ったり跳ねたり体を大きく捻ったりといった、激しい運動の中でスーツは着用するようにできていません。
勤務中にそれなりの動きをする案件が発生した場合には、少なくともジャケットを脱いでから行動するようにしましょう。
また、脱いだジャケットをハンガーにかけるのも、忘れてはいけません。
大きく体を動かさずとも、着席時の肩を丸め腰を曲げている姿勢が長く続いたり、継続的に力が加わると、負荷がかかり型は歪みます。
フィットした状態ほど、曲げたり反ったりしたときの生地の負担は大きくなりますので、長時間座る際にはジャケットの前ボタンは外すなどして、型崩れを防ぐための対処をしてください。